今季、大ブレークの予感だ。中日・福永裕基内野手(28)が7日、シート打撃で勝野から豪快に左翼へ本塁打。「真っすぐに振り負けないように、というイメージでいきました。実戦で結果を出したのは、よかったです」とレギュラー奪取へ猛アピールを敢行した。
昨年、規定打席には41打席届かなかったものの打率3割6厘、6本塁打、32打点を記録。「走・攻・守すべてにおいて、のびしろがあると思っている。期待のあらわれとして、軽い背番号をつけさせて自覚をうながしている」と井上監督も背番号「7」を与えるほど期待している。「やっぱり一桁ですし、その中でもいい番号をいただいていると思う。期待はより大きいと思うので、やらないといけないな、ヘタなことができないなというのが1番です」と福永も「68」から「7」への背番号変更に大きな刺激を受けている。
そんな福永は実力だけでなく、人気面でもドラゴンズを代表するプレーヤーになりつつある。オフにテレビ出演した際、福永のプレゼント企画には想定以上の応募があったという。また、今年の沖縄キャンプのグッズ売り上げでは高橋宏、金丸とともにベスト3入り。人気、実力とも急上昇中の背番号「7」はドラゴンズファンが今、最も注目している選手の1人と言えそうだ。
今季が3年目の福永だが、社会人を経て26歳でのプロ入りだっただけに「プレーもそうですし、自分の姿、行動から野手を引っ張っていけたらいいと思います」と中心選手としての自覚も出てきた。ドラゴンズの背番号「7」が井上竜1年目のキーマンとなりそうだ。