【目撃】ここは本当に沖縄なのか。7日は思わず、そうつぶやいてしまうほどの寒さだった。中日の春季キャンプ地・アグレスタジアム北谷も、この日は小雨交じりの悪天候。海風も吹きつけ、ファンやメディア関係者の大半が厚手の上着を羽織っていたほどだ。
そんな状況下で、グラウンドに用意されたのは「焚火(たきび)」。強風で火が消えそうになると、折れたバットやトンボを缶の中に〝投入〟。選手たちは感激しながら暖を取っていた。シート打撃が始まると、選手たちは焚火を前にグラブを暖めたり、自ら使用するバットを暖めたりするシーンも…。長い間、沖縄でカメラマンとしてプロ野球取材を行っているが、こんなレアなシーンはそうそうお目にかかれない。
2月とはいえ、このワンショットが沖縄の地であるとは、解説がなければ間違いなく誰も信じないだろう。