女子プロレス「スターダム」の玖麗さやか(24)が、疑いの声を一掃した。
24日の栃木・ライトキューブ宇都宮大会で自身が属する「コズミック・エンジェルズ(CA)」のリーダー・中野たむと組み、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」のワールド王者・上谷沙弥&Xと対戦する。同試合でCAが勝利すれば、前王者・中野の同王座挑戦が決定する一方、負ければ玖麗がヘイト入りとなる。
〝人質〟となった玖麗は「両国でたむさんのセコンドに就いていて、上谷さんがズルしてベルトを取った姿を、おかしいと思ってた。たむさんがもう1回ベルトを巻く姿を見たいし、自分の居場所はCAなので、自分が絶対勝ちます」と言い切った。
上谷からは「試合後に中野が玖麗にキスをしてたけど、玖麗がうれしそうな顔をしているのを見たことがない。本当に好きなのは私だと思う」と指摘された。真意を問うと玖麗は「嫌だと思ったことはないです! あれは試合の後ヘトヘトで返す気力がなかったんです。『玖麗が裏切るんじゃないか』みたいな声もありますけど、そんなことあるわけないです。ヘイトには入らないし、召し使いにもなりません! 靴くらい自分で磨いてください」と弁明した。
昨秋のタッグリーグでは中野とのコンビで出場し、必殺技の「バイオレットスクリュードライバー」を伝授されるなど絆は深い。「たむさんは『玖麗を育てるから』って言ってくださって、休みの日も道場で練習を見て下さったんです。たむさんのおかげで成長できたし、心から尊敬する先輩。そんな大好きなたむさんを絶対に悲しませるようなことはしません!」
極悪軍団入りを逃れることはできるのか、玖麗の真価が問われる一戦になりそうだ。