米スポーツ専門局ESPN(電子版)は7日(日本時間8日)に「2014年から2025年までのMLB直近のナンバーワン有望株ランキング」と題して直近10年間の発表で、ロッテからポスティングシステムでドジャースへ移籍した佐々木朗希投手(23)が9位に入った。ドジャースの大谷翔平投手(30)はエンゼルス時代の18年にナンバーワン有望株に選ばれていない。
同局は佐々木について「日本での経験を考えると伝統的な有望株ではない」とするも、「投手がメジャーの有望株リストのトップに立ったのは、2007年に(レッドソックス入りした)松坂大輔がベースボール・アメリカのリストでトップに立って以来初めてのこと」と指摘した。
その上で「松坂は日本のベテラン選手だったので、彼を除くと(マーリンズでメジャーデビューした)2002年のジョシュ・ベケットまで遡ることになる」と付け加えた。
これまでの最大のハイライトを紹介する「ピーク・モーメント」に17イニング完全投球を選んだ。「2022年(4月10日のオリックス戦)に日本プロ野球史上16人目となる完全試合を達成し、同時に同タイ記録に並ぶ19奪三振をマークした。そして次の先発(4月17日の日本ハム戦)で9回に降板するまで8回をパーフェクトに抑えた」
MLB公式サイトの若手有望株100人では全体トップの佐々木。同局は「三桁(100マイル)に達する速球と圧倒的なスプリットを持つ佐々木の投球とエースとしてのポテンシャルに疑いの余地はない。だが、問題となるのは、彼が健康を維持し、ポテンシャルを発揮できるか?」とまとめた。
ちなみに過去12年の1位に選出されたのは23年のオリオールズの内野手・ヘンダーソン、2位は18年のブレーブスの外野手・アクーニャ、3位は16年のドジャースの内野手・シーガーだった。