パドレスが7日(日本時間8日)、元ドジャースのジェイソン・ヘイワード外野手(35)と契約に合意したと「アスレチック」のデニス・リン記者が報じた。
契約の詳細は明らかにされていないが1年契約と見られる。パドレスはこの日、コナー・ジョー外野手(32)とも契約を結んでおり、1日で左翼の補強を完了させる形となった。
ヘイワードは過去5度、ゴールドグラブを獲得した元スター選手。2023年にドジャースに加入し、同年の地区優勝に貢献した。昨季は87試合に出場し、10本塁打、打率2割1分1厘だった。
ベテランはシーズン途中にドジャースからDFAとなりアストロズでシーズンを終え、FAとなっていた。その堅守とリーダーシップからベッツらドジャースナインからも慕われていた。
オーナー一家による「お家騒動」もあり資金繰りに苦しんだパドレスはジュリクソン・プロファー外野手の抜けた左翼が大きな補強ポイントとなっていた。ヘイワードとジョーでとりあえずは穴埋めに成功した。
それでも苦しい台所事情は変わらない。これでパドレスは今オフ、イライアス・ディアス、ジョー、ヘイワードと3人のベテランを補充したことになる。
パドレスの補強は贅沢税ラインでのせめぎ合いが続く。米メディアはエースのディラン・シースや首位打者ルイス・アラエズが開幕前までに動く可能性も指摘している。