一軍合流へ、ここから全開モードだ！。広島のドラフト１位・佐々木泰内野手（２２・青学大・右投右打）が８日から開始された日南キャンプの二軍組の一員として、溌溂とした姿を披露した。
ファームは日南では、この日がキャンプ初日。強打の右打者として首脳陣の期待も高いドラフト１位・佐々木泰は「改めて、キャンプインしたなと」と気持ちを新たにした。
大学４年時の昨年１１月に痛めた左肩の影響で、プロ初キャンプは二軍スタートとなったが、その後の経過は、極めて順調だ。この日からスライディング等、一部制限されていたプレーも解禁し「徐々にではありますけど、大分１００％に近い状態に戻っているのかなと思います」と本人も〝全開〟でのプレーに支障を感じてはいないという。
新井貴浩監督（４８）もすでにキャンプ中に一軍に呼ぶことを示唆しており、１２日からの沖縄での第２次キャンプ中には招集する見込み。すでにファームでは、第１クール中に同僚投手から実戦打撃で２発のサク越えを放つなど、実力の片りんは披露済みで、昨季、リーグワーストの５２本塁打と深刻な長打力不足に悩まされただけに和製大砲の出現は、チームとしても〝待望〟されている。
佐々木も「やっぱり打撃の部分で期待していただいているので、しっかりアピールできれば」と意気込み「最終的には開幕一軍を見据えて、今できることをやって（一軍に）呼ばれたら、いつでも行けますっていう状態を常に作ることが大事かなと思っています」。目標の開幕一軍へむけ、本職の三塁用に加え、内・外野、計３つのグラブを持参し「横一線」のポジション争いに備える鯉のドラ１。キャンプ中に熾烈を極めるポジション争いに参戦する見込みだ。