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【ソフトバンク】伊藤優輔が〝先発フォルム〟へ初のブルペン100球超え「思ったよりもいいペース」

東スポWEB 2025年2月8日 17時53分

FA甲斐拓也捕手(32)の人的補償で巨人からソフトバンクに新加入した伊藤優輔投手(28)が8日、宮崎春季キャンプで4度目となるブルペン入りし、初の100球超えとなる108球を投じた。

右腕は投球フォームを確認しながら真っすぐにスライダー、フォークなどを捕手のミットに投げ込んだ。1月中旬に移籍が決まりバタバタしたこともあり、キャンプ初日には「(キャンプ)前半はちょっと抑えめに」と話していたが、この日は「自分の想定よりも結構いいペースで(状態を)上げれている。ある程度まとまってきた。今の段階では順調にきている」と手応えを口にした。

〝フォルムチェンジ〟に向け、プルペンでの球数を増やす。倉野投手コーチが今キャンプのひとつのテーマとして掲げる「投げ込み量増加」は、先発転向に挑む右腕にとってはより重要な課題。中継ぎの時は多くても70球前後だったが、この日は100球以上にラインを設定した。「体力面が一番不安になる部分。重点的に鍛えていきたい」と今後もメリハリをつけながら投げ込む予定だ。

新天地でのキャンプが始まって一週間以上が経過。伊藤は「1クール目は多少(疲労が)あったが、2クール目になってだいぶ慣れてきた。すごくやりやすい環境」と語り、ホークスのユニホームもなじんできた様子だ。全体練習が休みだった5日には元同僚の巨人・平内らとゴルフをし、近況報告を行ったという。

首脳陣からはすでに16日に行われる紅白戦での実戦登板を伝えられている。「全力じゃないにしても、自分の中で満足いく状態で投げれるように」。〝先発フォルム〟を自らのものにし、競争激化のローテ争いの中でアピールしていきたい。

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