中日・根尾昂投手（２４）が８日、紅白戦に先発。土田に一発を浴びるなど１回を投げて３安打１失点と、ほろ苦い実戦初マウンドとなった。
先頭・土田に１―１から投じた３球目。直球を完璧に捉えられた。高く舞い上がった打球は、そのまま右翼席へ飛び込む先頭打者ホームラン。いきなり出鼻をくじかれた。さらに２本のヒットを許して一死二、三塁のピンチを迎えたが、津田と浜を連続三振。何とか最少失点で切り抜けた。
「いいボールも何球かありましたし、今日出た課題を一個ずつクリアしてしっかり実力が出せるようにやりたいです」と初マウンドを振り返った根尾だが、今季は中継ぎでの起用方針が首脳陣から伝えられている。「ゾーンに通すだけでなく（ボールの）強さもテーマ。投げ切れているボールもあったんですけど、先発というよりも中継ぎとして１球が勝負球。その精度だったり、そういうボールが投げられるのがテーマだった。捉えられているところもありましたけど、そこを消していけるようにやりたいです」とレベルアップを誓った。
井上監督は「キャンプは序盤。根尾もこれでいくんだと決めたことを継続できるか、期待して見てあげたい」と、ここからの逆襲に期待。次回マウンドで課題をどれだけクリアできるか注目だ。