昨季J1で2位の広島は8日、Jリーグのシーズン到来を告げる富士フイルム・スーパーカップ(東京・国立競技場)でJ1連覇と天皇杯を制した神戸と対戦し、2―0で勝利。9年ぶり5度目の優勝となった。
前半12分、DF中野就斗の右クロスをMFトルガイ・アルスランが頭で合わせて先制点。後半25分には、右CKからDF荒木隼人が頭で貴重な追加点を奪った。来季から秋春制へシーズン移行となるため、現行フォーマットでの同大会は最後となった。
この日は大会史上最多となる5万3343人の観客が訪れた。国立開催で〝地元チーム〟不在の対戦だったが、大きな注目を集めた。サッカーファンからSNS上に「西日本勢同士の対決で国立開催だから客入るか心配だったけど随分入ったねぇ!」「スーパーカップ最後にして最多の動員数」などと驚きの声が上がった。
これまでの最多は、旧国立で行われた1995年の平塚―V川崎戦の5万3167人だった。