Infoseek 楽天

【ソフトバンク】山川穂高 ヘトヘトで立ち上がれず…6日間で刻んだ「2600球」

東スポWEB 2025年2月8日 19時13分

ソフトバンクの主砲・山川穂高内野手(33)が充実の独自調整を続けている。宮崎春季キャンプ(生目の杜運動公園)の8日も「特守」で肉体を追い込んだ。

ヘトヘトになった体で悔しそうに言った。「500球いきたかったんですけど、今日はもう足が動きませんでした」。ノルマに100球足りない400球のノックを受け終わると、地面に座り込み立ち上がることができなかった。

1クールに3勤のペースで行う特守。「今しかできないんで」と、S組の特権を生かして独自調整を続けてきた。第2クールは初日に500球、2日目は柳田と合同ノックを敢行して200球、この日が400球だった。第1クールは500球を3日連続でこなして計1500球。6日間でトータル2600球を捕ってきた。

この日はメディアの個別取材が入っていたため、いつもより1時間早く練習を切り上げたが、連日、日が暮れるまで長時間練習を続けている。キャリア初の全試合出場を果たした2018年のシーズンオフから始めた「だらっと長い練習」。3時間を超える試合、月の半分は遠征、飛行機や新幹線移動も多く、ベンチに座る時間もグラウンドに立ち続ける時間も長いスポーツだからこその気づきがあった。

痛みだけでなく、だるさや睡眠不足などと闘いながら、7か月にも及ぶシーズンを完走する。野球というスポーツを深く追求し、人とは違う発想で一流を極めようとしている。着々とフルシーズンを戦い抜く準備を進める大砲。寒波の続く宮崎で、特別な存在感を放ち続けている。

この記事の関連ニュース