ボートレース三国のGⅠ「第68回近畿地区選手権競走」(優勝賞金630万円)は8日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の稲田浩二(40=兵庫)が逃げ切りV。通算4回目のGⅠ制覇で初の近畿チャンプに輝いた。
強風のため安定板を装着しての2周戦。降りしきる雪も加わる悪コンディションの中でも、稲田はインからコンマ04のトップスタートを決めると1M先マイ。そこから後続に影さえ踏ませず逃げ切る独走劇だった。
「1枠だったので、勝ててホッとしてます。スタート練習だけで、(ペラは)触ってもいません。スタートは早いと思ったけど、自信を持って行きました。いいスタート行けたと思います。1Mでは4番(古結宏)が見えたので少し焦りましたけど、ターンが決まってからは、大丈夫だと思いました」と冷静に振り返った。
「地区選初Vはそこまで意識はしていなかったんですけど、これでSGも出られるので。もっと上を目指して頑張りたい」と、このVで出場権を獲得した3月若松SGクラシックでの活躍を誓った。