イングランド・プレミアリーグのチェルシーを指揮するエンツォ・マレスカ監督が、8日に行われたイングランド協会(FA)カップ4回戦のアウェー、ブライトン戦でMF三笘薫が決めた決勝ゴールは無効だと訴えた。
1―1の後半12分に三笘がゴールを決め、ブライトが2―1で勝利。しかし英メディア「BBC」によると、マレスカ監督は「(三笘がゴールを決める前に)明らかなハンドがあった」。このシーンは、エリア内で三笘からのパスを受けたDFタリク・ランプティがシュートを放つも相手選手にブロックされ、そのはね返りがランプティの手に当たったように見える。目の前にいたチェルシーの選手が手を挙げていた。
その後のプレーで三笘のゴールにつながったわけだが、実際にハンドと判定されれば、得点は認められなかった。ただ主審はゴールを認めており、判定が取り消しになることはない。FA杯は4回戦までビデオ・アシストタン・レフェリー(VAR)が導入されていないだけに、指揮官は「VARがなければ難しくなる」と嘆いた。