フジテレビ系「ワイドナショー」が9日放送され、法曹専門家として国際弁護士の清原博氏が出演した。「ワイドナ」でこれまで出演していた犬塚浩弁護士が欠席するようになってこれで1か月がたった。
同番組で犬塚弁護士は昨年放送いっぱいまで出演していたが、今年初放送の1月12日放送から清原弁護士が出演するようになっている。犬塚弁護士は女性トラブルで芸能界を引退した元タレントの中居正広氏の代理人を担当。同番組で中居氏の女性トラブルを伝えることもあり、犬塚弁護士の出演は見合わせになっていると思われる。
同番組では、昨年の「M‐1グランプリ」に出場した吉本興業の「ダイタク」吉本大、「9番街レトロ」なかむら★しゅんが違法オンラインカジノサイトで賭博をした疑いがあるとして、警視庁から任意の事情聴取を受けたことを取り上げた。
清原弁護士は「難しい問題なのは、オンラインゲームで課金することはありますよね。ゲームをしておカネをかけているつもりでいたのに、いつの間にかオンラインカジノにハマってしまったという事例はあると思う。オンラインゲームの課金とオンラインカジノの線引きがあいまいになってきている」と指摘した。
歌手で俳優の泉谷しげるはカジノについて「全くしないけど、あれは魅力的。(世間の)皆、賭けごとは好きだもん」と話す。オンラインゲームとオンラインカジノの線引きについて「はっきりとコンプライアンスでダメと言い切れないわけじゃん。罪になるなら絶対ダメと(線引きを)やれよ。でも、やれない。心情的に全部コンプライアンス通りにバキッと(線引きを)やったらおもしろくないじゃん」と続けた。
清原弁護士が「競馬とか競輪はいい」と認めらている公営ギャンブルがあることに触れると、泉谷は「ワケのわからない分け方をするなよ。(オンラインカジノが)ダメだっていうなら。(きちんと線引きを)すればいいじゃないか」と口角泡を飛ばすかのごとくまくし立てた。
これにMCでタレントの東野幸治は「清原先生に怒っても…」と苦笑い。ただ、清原弁護士は泉谷の持論について「重要な指摘」とうなずいた。