メジャー公式サイトは8日(日本時間9日)、「春季トレーニングで注目すべき12人の投手」とのデビッド・アドラー記者の記事を配信。その筆頭としてドジャース新加入の佐々木朗希投手(23)を挙げた。
同記事はランキング1位で佐々木に言及。「ドジャースで初めてマウンドに立つ佐々木に、すべての目が注がれるだろう。彼は、昨年の(ナ・リーグ新人王)ポール・スキーンズ(パイレーツ)以来、最も期待されている投手候補だ。佐々木の投球は、スキーンズと同じくらい衝撃的だ。23歳の佐々木は、時速100マイルを超える速球と、世界最高のスプリットボールの1つを日本から持ち込んでいる」と絶賛した。
また12番目では、オリオールズの菅野智之投手(35)を取り上げた。「佐々木だけじゃない。2025年にメジャーリーグにやってくる日本のエースは、もう1人いる。ベテランの菅野だ。彼は日本プロ野球で最も歴史のある球団、読売ジャイアンツで長い間エースを務めてきた。菅野は現在35歳だが、昨年は巨人で15勝3敗、防御率1・67を記録し、セ・リーグで自身3度目のMVPを獲得した。また、2017年のWBCで米国代表を圧倒した姿を見た人もいるだろう。菅野は、3年連続でポストシーズン進出を目指すオリオールズの投手陣にとって、非常に興味深い存在だ」と高く評価した。
加えて番外として投手復帰を目指すドジャースの大谷翔平投手(30)も取り上げられた。「大谷がスプリングトレーニングで投げるかどうかはまだ分からない。しかし、可能性はゼロではない。もし彼が投げるなら、佐々木朗希とスキーンズとともに必ず見たい投手リストのトップに位置するだろう。大谷が二刀流として復帰することは、2025年の最大の話題の1つとなるだろう。彼は5月まではメジャーの試合で投げる予定はないが、ドジャースはまだ大谷のスプリングトレーニングでの投球プログラムを決定していない。もし、試合でマウンドに立つことがあれば、誰もが注目するだろう。二刀流のスーパースター、大谷は唯一無二の存在なのだ」と投手としての復活を期待していた。