大入りで発奮だ。「日本大相撲トーナメント 第回大会」が9日、東京・両国国技館で開催され、大関経験者の幕内高安(田子ノ浦)が決勝で関脇若元春(荒汐)を寄り切り、3度目の優勝を達成した。
今回の大会は主催のフジテレビが放送を取りやめる一方で、チケットは完売。高安は4回戦で新横綱豊昇龍(立浪)を撃破するなど、大入りの観客を沸かせた。元大関の実力者は「会場にたくさんご来場いただいたので、一生懸命やりました。満員御礼で、本場所みたいな雰囲気。緊張感がありました」と詰めかけたファンに感謝。「横綱に勝てたのはうれしい。時の人ですから」と笑顔を見せた。
今月28日で35歳となるベテランは「あっという間。玉鷲関(40歳)を目指して頑張ります(笑い)。まだまだ力の限り、頑張りたい」と意気盛んだった。