カーリング女子の北海道銀行でスキップを務める仁平美来は、自身のパフォーマンスに悔しさをにじませた。
9日に行われた日本選手権最終日(神奈川・横浜BUNTAI)の決勝ではフォルティウスと対戦。5―7で迎えた最終第10Eに追いつくも、延長第11Eは1点を喫して勝負あり。7―8で敗れ、ミラノ・コルティナ五輪への道が閉ざされた。スキップを務める仁平美来は「苦しい場面で耐えた分も部分もあったけど、最後は私たちが決めきれなかった」と目を潤ませた。
準決勝では北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)に勝利。決勝で相まみえたフォルティウスもサード・小野寺佳歩ら、五輪の舞台を知る選手も在籍する経験豊富なチームだ。世代交代の大チャンスだったが、あと一歩及ばなかった。「スキップとしてもっといいコールができたら、いい作戦ができるかなと思った。そういう部分は申し訳なかった。でも、本当にみんなよく投げてくれたし、よくスイープしてくれたし、そういう部分では本当に感謝しかない」と声を詰まらせた。
ただ、ここで終わるつもりはない。「五輪に挑戦できることがどれだけ幸せなのかを感じた。チームとして強くなるためにどうしたらいいかを考えて、もっと強くなって出直したい。若い力でもっともっと盛り上げて、日本選手権でももっともっと活躍して優勝できるように頑張りたい」と力強く宣言。大粒の涙を4年後の笑顔に変えてみせる。