フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たしたプロスケーター・羽生結弦が、感動の涙を流した。
羽生が自ら制作・指揮するアイスストーリー第3弾「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd―Echoes of Life―TOUR」が9日、千葉・ららアリーナ東京ベイで千秋楽を迎えた。
本編、アンコールを含めて15曲を約2時間半で演じ、8300人のファンを魅了。「このストーリーは僕の頭の中、気持ち、心臓の中、魂、そんなものを全てを詰め込んだものです。ご覧になってくださる皆さんがいるからこそ、我が子のようにつくることができました。生み出させてくださり、見守ってくださり、ありがとうございました」と涙を流しながら感謝の言葉を述べた。
昨年12月7日の埼玉公演でスタートし、全7公演を完走。羽生は「苦しいこともたくさんあるし、人生きれいごとばかりじゃないということを皆さんよくわかってらっしゃると思います。それでも皆さんはここにいて、見て、聞いて、細胞自体は生きている。これからもEchoes(エコーズ)が皆さんの人生にとって、生きるきっかけになったら、うれしいなと思います」とメッセージを送った。
最後には観客に手を振りながら「皆さん、これからも元気に生きてください! また未来でお会いしましょう」と頭を下げた。