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【カーリング】吉村紗也香「周りの方に感謝」 女王奪還のフォルティウス…活動費はクラファンなどで捻出

東スポWEB 2025年2月9日 21時13分

カーリング女子のフォルティウスが〝大逆転負け〟を力に変えた。9日に行われた日本選手権最終日(神奈川・横浜BUNTAI)の決勝では、北海道銀行を8―7で下して4年ぶり3度目の優勝。3月の世界選手権と、9月の2026年ミラノ・コルティナ五輪日本代表候補決定戦への切符を手にした。

フォルティウスは11年から北海道銀行とスポンサー契約を締結するも、22年北京五輪日本代表候補決定戦でロコ・ソラーレに惜敗した直後の21年11月末でスポンサー契約が終了。紆余曲折を乗り越えたスキップ・吉村紗也香は「五輪を目指してやってきて、やはり(北京五輪日本代表候補決定戦が)終わってからもすぐに答えは出なかったけど、まだ頑張りたい、五輪に出たいという気持ちが出てきた。チームのメンバーもそういった思いがあったので、また頑張ろうという感じだった。そこへの思いは本当に強かったかなと思う」と神妙に語った。

クラブチームとして再出発後はスポンサー集めに苦戦。「金銭面はやはり、ここ最近でもいろいろ詰めていきながら活動はしている」。直近2季はクラウドファンディングで活動資金の援助を受けた。「本当に周りの方たちの力をお借りして(カナダ)遠征に長く行かせてもらったりした。本当に周りの方のサポートがあって、自分たちもここまで強くなれた。そういったところでは本当に周りの方に感謝している」と頭を下げた。

次なる戦いはミラノ・コルティナ五輪の国別出場枠を懸けた世界選手権。日本が国別出場枠を手にするには上位に食い込むことが必須条件だ。「しっかりとまず体を休めて、気持ちをまた引き締めて、技術面や体の準備というところをしっかりつくっていきたい」。世界の舞台でも進化した姿を見せることはできるか。

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