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羽生結弦 全国ツアーで新トレ効果を実感「これからまたどんどん変わっていける」

東スポWEB 2025年2月9日 22時38分

フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たしたプロスケーター・羽生結弦(30)が9日、千葉・ららアリーナ東京ベイで自身が制作・指揮するアイスストーリー第3弾「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd―Echoes of Life―TOUR」の千秋楽を迎えた。

本編、アンコールを含めて15曲を約2時間半で演じファンを魅了。代名詞のショートプログラム曲「バラード第1番」では、4回転サルコーやトリプルアクセルを華麗に披露して観客を沸かせた。公演後、報道陣の取材に応じた羽生は「とにかく頑張ったなということと、僕のためにどれだけの方が動いてくれてるのかっていうことに対しての感謝の気持ちでいっぱいです」と口にした。

昨年12月から始まった全国ツアーを振り返り「もうこれ以上ないなっていう出来で締めることもできたので、ちょっと放心状態ではあるんですけど。このストーリーは言葉とか文字、スケートだけで表現しきれない唯一無二のものだと思ってるので、今日の演技と演出と物語が、映像や見に来てくださった方々の記憶に残ったりしてくれるのが本当にうれしいなっていう気持ちでいっぱいです」と語った。

1月の広島公演の直前には、新たなトレーニングを導入し公演の準備を行ってきた。「使える体の動きと、どれだけリカバリーを早くできるかっていうこと。そして自分の特徴であるしなやかさ、美しさの磨き方みたいなことの練習を始めた。それが今回、まとまってくれたなっていう感覚でいます。これからまたどんどん変わっていけるんだなっていう感触、実感が今はあります」と明かした。

「GIFT」、「RE_PRAY」と続き、「Echoes of Life」を完走。第4弾の構想について問われると「ないです」と笑った。「とにかく今は放心してる状態で、ちょっと頭がうまく回ってないかもしれないんですけど、『なんて特別なことなんだろう』っていうことをしみじみと心に染み込ませながら、今という時を過ごしています」と感慨深い表情を浮かべていた。

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