King&Princeの高橋海人(25)が、7月期TBS系連続ドラマの主演に浮上していることが分かった。フジテレビが元タレントの中居正広氏(52)の女性トラブル対応で批判され、その影響が多くの番組制作で出ている中、TBSは夏の連ドラ制作を着々と進めている。
TBS関係者の話。
「7月期金曜午後10時枠で、高橋さんの主演が浮上しています。漫画が原作のサスペンスアクションです。高橋さんは特殊能力を持ち、新種のドラッグに関連した難事件を調べる捜査官役で、4~5月ごろのクランクインで調整されています」
高橋は、2018年放送の日本テレビ系「部活、好きじゃなきゃダメですか?」から昨年放送のテレビ東京系「95」まで7年連続で民放連ドラに出演しており、今作が放送されれば8年連続になる。オードリーの若林正恭役を好演した23年放送の日テレ系「だが、情熱はある」など演技面でも評価されている。
フジが中居氏の女性トラブル対応を問題視され、番組制作でロケ候補地にロケを断られたり、スポンサーの獲得や離反で混乱したりと大きな影響が出ている中、TBSは夏の連ドラ制作を着々と進めている格好だ。
TBSの金10枠は現在、女優の広瀬すずが主演の「クジャクのダンス、誰が見た?」が放送されている。
「『クジャク――』も撮影は順調に進んでいます。スタジオ以外のロケは都内をはじめ首都圏で行われ、直近では1月26日に大和市、31日に三浦市、2月4日に横須賀市(いずれも神奈川)などで撮了。ロケ地からも協力を得られています」(ドラマ関係者)
フジでは、女優の清野菜名が主演で現在放送されている月9「119 エマージェンシーコール」第3話(2月3日放送)エンドロールで、撮影に協力していた横浜市消防局のクレジットが削除された。CMはACジャパンに差し替えられている。
フジは今年、連ドラで巻き返しを図りたいはずだった。
昨年放送の連ドラの平均世帯視聴率トップ10(関東地区、ビデオリサーチ調べ)にフジは1本も入らず、TBSの「ブラックペアン シーズン2」など計4本、テレビ朝日の「ザ・トラベルナース」など計5本の後塵を拝した。
フジは一連の問題で、他局の連ドラとの視聴率争いどころか制作自体に遅れが出ているとされ、苦境が続いている。