2号、3号に続き、白仮面軍団が本格出動だ。東京・武蔵村山市長選(3月9日告示、16日投開票)に政治団体「AI党」のAIメイヤー4号氏(本名非公開=61)が出馬することが分かった。白仮面軍団はどこまで増殖するのか。
「鉄道のない街だからこそ、住みやすいまち武蔵村山へ!」をキャッチフレーズに交通インフラ整備、空き家対策、若年層の定住促進などの政策を白仮面姿で真剣に訴えるのは、AIメイヤー4号氏だ。
AI党の設立者であるAIメイヤー氏は、昨年の都知事選や衆院選に立候補した際、白仮面で素顔を隠したり、本名を公表しないことで、物議を醸した。
「顔や見た目ではなく、政策で判断してほしい。選挙で名前や顔が出ることで、嫌がらせを受けることや仕事を辞めなければいけないリスクも減らしたい」(AIメイヤー氏)
都知事選後にAIメイヤー氏の理念に賛同する人が次々と集まり、既に3月の東京・小金井市議選にAIメイヤー2号氏、6月の千葉・船橋市長選にAIメイヤー3号氏が立候補を予定している。いずれも別の人物で、AIメイヤー4号氏が日程的に今年初の選挙挑戦者となる。
さらに大津綾香氏率いる国政政党「みんなでつくる党」からの推薦となる可能性もある。
AIメイヤー氏は「私も4号も昨年の衆院選でみんつく党にお世話になったことから今回推薦を申請したのですが、大津党首からは『3号とか4号とか恥ずかしいから、みんつく党の名前は出さないでほしい』と言われ、あきらめていました。しかし、4号が大津党首に直談判して、推薦が得られるかもしれません」と話した。
AIメイヤー氏は昨年の衆院選でみんつく党公認で東京23区から立候補したが、ポスターやビラ等では素顔が出てしまうハプニングもあった。AIメイヤー4号氏は〝身バレ〟せずに投開票日を迎えることができるのか。