スペイン１部レアル・ソシエダードの日本代表ＭＦ久保建英（２３）は９日（日本時間１０日）、ホームのエスパニョール戦で１―１で迎えた後半３１分から途中出場。得点こそなかったが、流れを引き寄せる活躍で、チームの２―１での勝利に貢献した。
スペイン国王杯準々決勝のオサスナ戦から中２日とあって、久保はベンチスタートとなった。開始早々にチームは先制点を奪うが、後半８分にＰＫを決められ同点に追いつかれる。イマノル・アルグアシル監督は交代のカードを次々に切ると、久保は満を持して同３１分から出場。右サイドから正確なクロスを上げ、相手ゴールを脅かす。チームは勢いづき、同３９分にＭＦブライス・メンデスのゴールで２―１に。久保は終了間際にも技ありのスルーパスから最後は自らボレーを放つなど、存在感を発揮した。
チームはリーグ戦の連敗を３でストップ。スペインメディア「エルデスマルケ」は久保に「６」を付け「途中出場となったが、いいプレーを見せた」と指摘。同「ムンド・デポルティボ」は「生き生きとしていた」と久保が見せた好プレーを評価した。