ノア11日の東京・後楽園ホール大会でタイトル戦を行うGHCナショナル王者の遠藤哲哉(33)と挑戦者・征矢学(40)が激しく火花を散らした。
遠藤と征矢は決戦を控えた10日、都内で行われた調印式と会見に出席。互いにナショナル王座のベルトの声が聞こえるようになったとうそぶき、征矢が「ナショナル君、顔色悪いぞ。大丈夫か? 待ってろ。もう少しだ。おれが必ず素晴らしい世界に連れていってやる」と語り掛ければ、遠藤も「俺にも聞こえたんだよ。『征矢学の右腕を破壊しろ』っていうこのベルトの声が…。最初は空耳かと思った。でもな、試合中に征矢学の右腕を攻める度に、ナショナル君の輝きが増したんだ」と返すなど一歩も引かなかった。
その後もナショナル君の声に従い相手の右腕を攻めると公言する遠藤に征矢が「攻めるなら攻めろ。俺は全力でナショナルのベルトを取り返すだけ」と返すなど舌戦を展開。1月11日の後楽園大会で「TEAM 2000X」メンバーの介入を受けて愛するナショナル君を遠藤に奪われている征矢は「介入が怖くてリングに上がれないですよ。何だって来いよ。右腕? 破壊するならしてみろ。全身全霊かけて取り返すんだ」と情熱をむき出しにした。
すると会見最後のフォトセッションで遠藤が「熱くなりすぎなんじゃないか? 落ち着けよ」と征矢の頭から水をかける。これに激高した征矢から「水はかけるもんじゃない! 飲むもんなんだよ」と襲い掛かられるも返り討ちして右腕をワキ固めで絞めあげる。スタッフが間に入り技を解いた遠藤は「腕だけじゃねえぞ。心まで折ってやるからな。楽しもうぜ」とふてぶてしく言い放った。
因縁のリマッチは一体どうなるか…。