浜松オートのＳＧ「第３８回全日本選抜オートレース」は１０日（５日目）、準決勝戦が行われた。
９Ｒ、森且行（５０＝川口）は３着惜敗。ケガから復帰後初のＳＧ優出はならなかった。「くそーっ、滑った。スタートが遅い。何なんだ」と悔しさをあらわにした。
スタート不発で１コーナー７番手発進と後手に回った。内、外と自在にさばく逆襲を見せ３周回で３番手に浮上。前を走る有吉辰也と追ったが、逆転はできなかった。「辰也が滑ってヨシッと思ったら自分も滑らせた。試走タイムが４日目より２つ落ちた（３・３０秒）し調整を失敗しているんだな。辰也とエンジン（レベル）は同じだから、自分が試走２８くらいだったら、行けたかも」。調整がハマらなかったことも響いた。
今大会が始まる前は「準決に行けたらいいな、くらいにしか思ってなかった」とマシンにのデキに不安があった。だが準決で十分勝負できるレベルまで引き上げてきた。スタートが切れていれば、と思わせる走りだった。「ホントにエンジンは一歩ずつ良くなっている。スタートをもう少し極めないと。練習する」。
課題に挙げたスタートが一層、向上すればＳＧファイナル進出はより現実味を帯びてくる。