ボートレースまるがめのGⅠ「第68回四国地区選手権」(優勝賞金630万円)は10日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の島村隆幸(34=徳島)が森高一真、林美憲とのつばぜり合いを制し1着でゴール。初の四国チャンプに輝くとともにGⅠ・4勝目を飾った。
1Mは先マイしたものの森高と林が鋭く差して並走。バックは内から林、森高、島村だ。「完全にやられたと…。2Mをどうしようかと考えていた」ところ、2M先マイに出た林に対し、森高がまくって両者大競り。まさかの花道を差して抜け出した島村は「2Mで森高さんが差していれば森高さんの優勝だった。あそこで握ってくれたのが男気ですね」と森高に頭を下げる。
予選は2位ながら、1位の森高が準優で2着に敗れ、回ってきた1号艇でもあった。「今節は運だけ」と言いながら、チャンスをモノにした勝負強さをたたえるべきだろう。今後の目標を「少しずつレベルアップしていけたら」と謙虚に語ったが、今年は四国チャンプとして記念、SG戦線で暴れてもらいたいものだ。