ボートレース津のGI「第70回東海地区選手権競走」は10日、優勝戦が行われ4号艇の井口佳典(47=三重)がまくり差し1着。通算17回目のGI制覇を果たした。東海地区選は自身3回目の優勝で、いずれも地元・津。3月25日から開催される若松SGクラシックの出走権も手に入れた。
5号艇の北川潤二が動いて2コース奪取。井口も好ピットアウトから3号艇の菊地孝平より一つ内のコースへ入り4コースカドを選択した。進入は152/436。
3コースの笠原亮が果敢に仕掛けると井口は「本能のままに行かせてもらった」と、その内を突いてバックで突き抜けた。「舟足の仕上がりは良かった。ピット離れは少し意識した。結果的にその差で優勝できたと思う」と快勝劇を振り返った。
予選首位通過も準優は1号艇で2着。「悔しくて眠れなかった」と明かしたように雪辱の思いを胸に臨んだ優勝戦でしっかり結果を残した。昨年は一般戦1Vと物足りない1年だった。しかし、今年は4節で4優出、GIV。3月クラシックの権利も手にした。このまま〝復活イヤー〟を突き進む。