極悪ユニット「ＴＥＡＭ２０００Ｘ」入りを果たし、ノアのマットを荒らしているＧＨＣナショナル王者の遠藤哲哉（３３＝ＤＤＴ）が、ふてぶてしく胸中を語った。
１１日の東京・後楽園ホール大会で前王者の征矢学を迎え、Ｖ１戦を行う。１月に征矢からベルトを奪った際、ＴＥＡＭ２０００Ｘメンバーの試合介入があったことを受けてダイレクトリマッチが行われることになったが、遠藤は「次、誰が来るかと思ったら、負け犬の征矢学が勝手に挑戦者に決まって…。だから、俺の本当のプロレスリングノアの戦いは２月１１日以降だ。ノアの選手を全員倒して、俺の足元にひざまずかせてやる」と言い放った。
飛ぶ鳥落とす「ＴＥＡＭ２０００Ｘ」入りを果たしてから勢いを増すばかりの遠藤は「このままノアを〝潰す〟。それが俺の目標だから。どうやって潰すか？ それは見た人間の受け止め方次第だ。今、聞かれて話すわけないだろ？ お前、バカか？」と冷徹に言い放つ。それでも「まあ、まずはＴＥＡＭ２０００Ｘでノアのベルトを総ナメにするのもいいかな」とニヤリ。ナショナルのベルトの声が聞こえるとうそぶく遠藤は「まずは〝ナショナル君〟の希望通り、征矢の右腕を破壊して楽しませてもらう」と不敵に話した。
所属する黒いユニットの勢いは確かに感じるとして「ノアだけにとどまっているユニットではないとは思う」と口にする。視線を上げると「次は外を見るのもいい。俺の所属するＤＤＴや、ほかの日本の団体も…。海を越えてＡＥＷとかアメリカに進出するのも面白いかな」と眼光を鋭くした。ＯＺＡＷＡとのツートップ体制で極悪軍をけん引する遠藤。その動きから当分目が離せそうにない。