カブス・今永昇太投手(31)がドジャースとの東京決戦への思いを口にした。3月18日、19日(東京ドーム)のドジャースと開幕戦にカウンセル監督は今永を先発させると明言。今永は米メディア「マーキースポーツネットワーク」に「日本開催で僕が登板するのをカウンセル監督は〝それは義務だ〟と言っていました。自分もそこに責任を持ってやりたいと思う。いつもシカゴで開催する時は日本のファンの方は早起きして試合を見てくれる。日本開催ではシカゴのファンがいつも見ていない時間に見てくれると思うので、自分のいいピッチングを見てほしい」と気を引き締めた。
一方でチームメートに東京の情報をレクチャーしたいとし「おそらく、どこのレストランがおいしいんだ、どこに行けばいいんだ、と聞かれると思う。これを聞かれたらこれをリストアップしようというのを頭に入れておきます」と準備。そのうえで「日本のことをみんなに聞かれるじゃないですか。それは僕がアメリカに来たのと同じこと。俺の気持ちが分かっただろ、と言ってあげたいと思います」とニンマリした。
昨年は15勝3敗、防御率2・91の好成績でオールスターにも出場し、サイ・ヤング賞投票5位、新人王投票4位とルーキーイヤーから大ブレーク。オフは高知での自主トレを終え、1週間前にキャンプ地のアリゾナ入りした。「いつ実戦登板してもいいくらいのフィジカルの状態にある。あまり飛ばしすぎず、毎日自分ができることをやり続けようと思う」とコンディションは上々。頼もしい2年目の左腕にカウンセル監督も「素晴らしい旅になるだろう。素晴らしいチーム作り、野球経験となる」と東京遠征を楽しみにしていた。