世界少年相撲大会「第15回 白鵬杯」が11日、東京・両国国技館で開催され、日本をはじめ、海外14の国と地域から1000人以上の少年が参加した。
開会式では初めに伊勢ヶ浜部屋師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)、続いて宮城野親方(元横綱白鵬)があいさつに立った。宮城野親方は弟子の不祥事により昨年3月に部屋が閉鎖され、伊勢ヶ浜部屋に転籍。今大会の開催が危ぶまれたなか、伊勢ヶ浜親方の了承と指導により開催の運びとなった。
宮城野親方はあいさつの中で「(不祥事で)ご心配をおかけして、開催をやめようかと考えたこともありました。子供たちの熱い言葉、また世界からの温かい言葉があって、この大会が開催されました。特にその中で、日本相撲協会、伊勢ヶ浜親方の監督指導のもとでこの大会が開催されました。伊勢ヶ浜親方、本当にありがとうございました」と語り、深々と頭を下げる場面もあった。
その後に「第15回白鵬杯を開催します。おめでとうございます!」と高らかに開会を宣言。子供たちの熱戦を見守った。