新日本プロレス11日の大阪大会で、海野翔太(27)がグレート―O―カーンとのシングルマッチで屈辱の敗北を喫した。
海野は今年の1月4日東京ドーム大会のメインでIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.に敗戦。1月6日大田区大会でファンの子どもが作った紙製のベルトを破かれたのを皮切りにオーカーンと遺恨が勃発すると、4日後楽園大会ではハサミで髪の毛まで切り落とされる挑発を受けていた。
怒れる海野が開始のゴングを待たずしてショットガンドロップキックで奇襲すると、会場からは大ブーイングが発生。いきなり逆風が吹き荒れる。
エリミネーターをDDTで切り返した海野は、ブレイズブレイドから旋回式デスライダーで攻勢に出る。しかしデスライダーを防がれると、後頭部にエルボーを連打されてしまう。再度のデスライダーも切り返されると、王統流正拳突きを浴びて窮地に。最後はリバース河津落としからエリミネーターで3カウントを奪われてしまった。
さらに試合後のリングでは、バリカンを手にしたオーカーンに襲われてしまう。海野はこれを阻止してバリカンを奪ったが、何と自らの手で頭を刈ってぼう然とした表情を浮かべた。
失意の海野はノーコメントで控室へ。一方のオーカーンは「生贄ごくろう。ま、テメーでテメーの髪を切るくらいの覚悟があって安心したよ。もう1個アドバイスくれてやるよ。エースは棚橋弘至ただ一人だ。二度とそのワードを使うな」と海野に対し厳しい言葉を投げかけていた。