新日本プロレス11日の大阪大会で、NEVER無差別級王者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=29)がボルチン・オレッグ(32)の挑戦を退け3度目の防衛に成功した。
昨夏のG1クライマックス公式戦で敗戦を喫しているレスリングエリートを地元で迎え撃った竹下は、挑戦者の驚異的なパワーに苦戦を強いられた。互いに左手をつかみあってのエルボー合戦で両者ノックアウトダウン状態となると、先に立ち上がったボルチンのその場式カミカゼを浴びてしまった。
それでも強烈なラリアートでボルチンを吹っ飛ばすと、ワガママを発射。エルボーからフロントネックロックに捕獲する。ボルチンに強引に持ち上げられながらも首を絞め続けると、最後はついにレイジングファイヤーで3カウントを奪ってみせた。
試合後のリング上にはTMDKの大岩陵平が登場。「竹下さん、世界で戦ってきたあなたのスタイルと、日本育ちの俺のスタイル、まざったら面白いでしょ。そのNEVERのベルト、俺が次の挑戦者だ! 新日本プロレス所属KONOSUKE TAKESHITA…俺こそが新日本プロレスだ!」と挑戦表明を受けた。
これを受けて竹下は「大岩、ちょっと待て。世界の竹下は強えぞ」と迎撃宣言。新世代同士による王座戦の行方はいかに――。