巨人の阿部慎之助監督(45)が11日に行われた紅白戦を総評した。
投打で若武者がアピールした。まずは今季から先発に転向しローテ入りを狙う西舘がこの日最速154キロの直球を武器に1回2奪三振無失点と好投すれば、日本ハムから現役ドラフトで加入した新戦力・田中瑛も1回2奪三振無失点と存在感を発揮。打っては泉口が特大のソロを放つなど指揮官の前で猛アピールに成功した。
阿部監督は西舘について「まだまだ修正点もあるみたいなので、それができるようになったらもっと出力も出るんじゃないかなっていう話もしていた」とさらなる良化に期待を寄せれば、田中瑛についても「もともと日本ハムにいた時からいい投手だというのは知っているので、良い競争して欲しいと思います」と称賛した。
一方で、両チーム合わせて7失策と守備の乱れが目立った点についてはチクリと刺した指揮官。「凡ミスが多いからね。そこをどう自分で反省してやらないようにするか。ぶっ飛ばせるならぶっ飛ばしたいけど、それはできないから自分で考えるしかない」と〝阿部節〟で冗談交じりに苦言を呈した。