中日・井上一樹監督（５３）が１１日、開幕のＤｅＮＡ戦（３月２８日・横浜）で対戦する東克樹投手（２９）について言及。「戦う身とすれば簡単なピッチャーじゃないなっていう。それはすごく意識はしています」と警戒感をあらわにした。
ＤｅＮＡはこの日、２年連続となる東の開幕投手を発表。昨年１３勝４敗、防御率２・１６を記録した左腕が開幕戦のマウンドに上がることについては「予測はだいたいつきますよね」と想定通り。「ここ２、３年すごい数字を残して、自信に満ち溢（あふ）れている、脂の乗っている投手というのが認識としてあります。横浜もローテーションを組む中で１番勝てる投手＝エースなわけですから、そのエースの風貌っていうのも増してきたと思う」と日本一チームのエースを冷静に分析した。
この日は開幕シリーズの相手、ＤｅＮＡと練習試合を行ったが０―４で零封負け。井上監督の対外試合初戦を白星で飾ることはできなかった。
それでも新指揮官は「点数は入らなかったけど、やろうとしていることは見えてくるという部分で評価してあげなければいけない」と前向き。開幕までの１か月半でどれだけチームの状態を上げていけるか――。