巨人・石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)が11日に宮崎春季キャンプで行われた初の紅白戦に紅組の「2番・遊撃」で先発出場し、2打数無安打。守備でも失策と、悔しい〝デビュー戦〟となった。
初の実戦で緊張が勝ったか…。石塚は初回に迎えた初打席で先発・西舘の外角直球に手が出ず、見逃し三振。4回に訪れた第2打席は二ゴロとなった。試合後「球が強いですし、もっとどんどん仕掛けていかないとダメだなっていうふうに思いました」と悔しさをにじませた。
さらに守備では5回、無死走者なしから秋広の打球を後逸。持ち前の守備力を発揮することはできなかった。「『選手の脚力であったりとか、瞬時の判断っていうのが必要になってくる』っていうふうにベンチで言われましたし、経験が全然ないので、今後の課題の1つかなと思います」と振り返った。
一方、阿部監督は高卒ルーキーを「第1打席なんかね、スイングをかけられない。そこはさびしい部分もあったけど、まだまだこれからだと思うので、大きく成長してほしい」と鼓舞した。