国民民主党は１１日に都内で開いた「第５回定期党大会」で、２０２５年度の活動方針「『手取りを増やす』政策の実現に取り組む」を採択した。
古川元久代表代行は党大会終了後、会見で「国民の懐を暖めることが最優先」と述べ、〝年収１０３万円の壁〟の引き上げを目指し、国民の手取りを増やす政策に取り組む考えを示した。
古川氏は玉木雄一郎氏が昨年１１月に元グラビアアイドルとの不倫問題が発覚後、役職停止処分を受けてから党の先頭に立ち、榛葉賀津也幹事長と二人三脚で党を支えてきた。
その玉木氏は３月４日から代表に復帰。古川氏は代表代行を務めた３か月期間についての所感をこう述べた。
「良くも悪くも、玉木代表のリーダーシップのなかで（党は）ここまできました。ここから先はですね、さらなる飛躍をするためには（玉木氏）個人に頼っているだけじゃなく組織として、そしてチームとしての力を上げていくことが大変大事になってくる。若い人が多いのでいろんな経験をしてもらいたい。今まで代表に頼りすぎたことが多かった。代表には引き続き頑張ってもらいたいですけども、それ以外には次の時代をやっていくわが党のリーダーを育てていきたい」
このまま代表職を続けたい気持ちがあるか問われた古川氏は「早く（玉木）代表には戻ってきていただきたいですね」と語った。