楽天を自由契約となり、巨人に新加入した田中将大投手(36)が宮崎キャンプで順調な調整ぶりをうかがわせている。
第3クール初日となった11日はフォーム改造のためマンツーマン指導を受けている久保巡回投手コーチと木の花ドームで一緒にネットスローなどを敢行。「これまでの毎日の映像とか確認しながら、どこを強調してやろうかというか、その日のテーマを決めて、じゃあ、もうちょっとここをこうしてみようかっていう感じ。今日はそういう部分でリリースの強さ、リリースのところのメリハリをつけてやろうかっていう感じでした」と明かした。
15日からは沖縄キャンプがスタート。それまで宮崎キャンプ中に「しっかりピッチングに入る。入るというか、やるって感じですね。フォームをよくする。そこが全部つながってくるので、そのやろうと思っている投球フォームに、しっかりつながるようにしたい」と意気込んだ。
午後からは坂本、戸郷らと一緒にサンマリンスタジアムの一塁側カメラマン席から紅白戦を観戦する一幕もあり、出場した若手Gナインの動きに熱視線を送っていた。
前日(10日)はキャンプ2度目の休養日となり、ゴルフで親睦を図った。メンバーは阿部監督、ソフトバンクからFA移籍した甲斐、朝井一軍サブマネジャーで「楽しかったですよ。みんなで楽しくやりました」と笑顔で振り返った。
新加入の田中将にとって練習だけでなく、オフを指揮官やチームメートらと満喫することでリフレッシュになるのはもちろん、チームに一体感が生まれる効果も期待できそうだ。日米通算200勝にあと3勝に迫るレジェンド右腕は「いい感じで過ごせてます。順調ですよ」と充実の表情を見せている。