ＷＷＥ人気ユニット「ダメージＣＴＲＬ」のイヨ・スカイが、怒りのリベンジに成功した。
プロレスの祭典「レッスルマニア４１」（４月１９、２０日、ネバダ州ラスベガス）参戦を狙い、１日のロイヤルランブル戦に出場するも敗退。先週のロウではＰＬＥ「エリミネーション・チェンバー」（３月１日、カナダ・トロント）での女子エリミネーション・チェンバー戦出場権をかけてリブ・モーガンと激突したが、女子世界王者リア・リプリーの援護射撃が裏目に出て、まさかの反則負けを喫した。
リブ＆ラケル・ロドリゲスには先週の試合前に襲撃も受けたとあって、イヨの怒りは収まらない。１０日（日本時間１１日）のロウ（テネシー州ナッシュビル）では、負傷から３週間ぶりに復帰した盟友ダコタ・カイとのダメージＣＴＲＬで、リブ＆ラケルとタッグ激突に臨んだ。
試合前のバックステージでは、世界王者リアに「あんたのおかげでチャンスを失った。リブとの決着がついたら、次はあんただ」とレッスルマニア出場とベルトをあきらめていないことを通達。気合満点でタッグ戦に臨んだイヨだが、長身のラケルから身長をあざ笑われると顔面に報復の平手打ちだ。さらにダコタとの合体ドロップキックでラケルを挟み撃ちにしてみせた。
ところが、イヨとラケルはリブのインサイドワークとラケルのパワーに捕まり、防戦一方となる。それでも１万３０００超の観衆の大声援を受け、イヨが奮起する。リブに掌底アッパー連発からドロップキック。さらに場外に落ちたリブ＆ラケルに２人まとめてトぺ・スイシーダをくらわせた。
続けてリブに高角度のミサイルキックからダブルニーをぶち込んだ。ムーンサルト弾は防がれリブ＆ラケルに合体式コードブレーカーを浴びるも、３カウントは許さない。一進一退の大激戦となり、ダコタがリブのオブリビオンをくらってフォール負けのピンチに陥った。だがここでイヨが、ランニングニーをリブに打ち込んでカウントを阻止。リブの右眉付近を叩き割り、流血に追い込んだ。
「これぞ名勝負！」チャントが飛び交う中、ダコタがカイロキックを見舞ってラケルを排除。イヨは怨敵リブと激しい攻防となり、ダブルフットスタンプから右のハイキックでダウンさせた。最後はコーナー上段から必殺のムーンサルトプレスで圧殺。見事に３カウントを奪って、リブへのリベンジに成功した。
イヨは自身の「Ｘ」にダコタとの２ショットなどともに、「私は今夜、自分が何者か証明した。そして私たちが誰であるかも証明したのだ」と投稿。プロレスの祭典出場者にふさわしい、人気と実力の持ち主だとアピールした。
この日のロウは「ＡＢＥＭＡ」にて放送された。