メジャー３年目のシーズンを迎えるメッツ・千賀滉大投手（３２）が順調な調整を続けている。
昨季は右肩の故障に見舞われ、登板はわずか１試合。しかも復帰戦で左足を負傷するアクシデントにも見舞われた。それでもポストシーズンには３試合登板し、１１日（日本時間１２日）には米スポーツ専門局「ＥＳＰＮ」（電子版）が「肩の故障を克服し、健康状態は良好」と報道。本人もキャンプ施設があるフロリダ州ポートセントルーシーで「しっかり投げる準備はできると思うし、ここからだんだん（状態を）上げていくだけだと思うので、焦らずにケガなくやるってことは僕の中ですごく大事」と語った。
メッツ戦のテレビ中継を行う「ＳＮＹ」もＸ（旧ツイッター）などで千賀のインタビュー映像を紹介。オフには佐々木朗希投手（２３＝前ロッテ）が大谷と山本が在籍するドジャースに加入した。それだけに「多くの日本のトップ選手がドジャース入りしているが、メッツにも（今後）来てほしいと思うか？」と問われ「メッツに来てほしいなと思いますし」と言いながら、「まあ、でも（ドジャースの本拠地ロサンゼルスが）暖かいというのは日本人にとって、あれ（球団選びの理由）が強いんじゃないかなと」と推測した。
そして、メッツの地元のニューヨークが寒いなら暖かくすればいいと言わんばかりに「（本拠地を）ドームにしなきゃ」と笑いながらジョークを一発。さらに自身の代理人が佐々木と同じでありながら、ドジャースを選んだことを突っ込まれると「う～ん…」と困惑しながら「Ｇｏｏｄ？」と答えて周囲を笑わせた。
メッツのバッテリー陣は１２日（同１３日）にキャンプ初日を迎える。千賀の逆襲が見ものだ。