ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の共同プロモーターを務めるボブ・アラム氏率いるトップランク社が、米「ESPN」との契約を今夏に終了することになった。
専門メディア「RING」は「ESPNとトップランク社の8年間にわたる独占コンテンツ提携は今夏で終了する」と報道。両社は2017年7月に契約。初年度の主要イベントで視聴者数の平均が100万人を超えることが多かったことから18年に7年契約を締結した。同メディアは「7月26日にESPNで最終カードを放送する予定であることを確認した」と報じた。
また米メディア「フロント・オフィス・スポーツ」は「情報筋によるとトップランク社はネットフリックスやワーナー・ブラザーズ、ディスカバリーは権利契約の提携について打診したが、プラットホーム側は当初、興味を示さなかったという」とし、同社が「プロボックスTV」と協議していると伝えていた。
トップランク社は井上をはじめ、WBO世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)、世界3階級制覇のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、引退を表明した元世界ヘビー級王者タイソン・フューリー氏(英国)らと契約している。井上のマッチメークなども含めてボクシング界にも影響を及ぼしそうだ。