125期、126期のルーキーを紹介する「Challenge! 新人競輪選手紹介」。今回はガールズ福井支部所属の浜田芽生(22)をクローズアップ。10年間続けたバスケットボールで培った体力を生かすべく、今は力と経験を蓄える日々だ。
浜田がガールズケイリンを志したのは18歳の夏、大学入学から4か月が過ぎたころだった。コロナ禍真っ只中。小学4年から続けていたバスケットボールにも行き詰まりを感じていた。
「大学はリモートばかりで全体練習もできない。このまま続けても、と思っていた時でした。高校の時のトレーナーからガールズケイリンの存在は聞いていて『やってみんか』とも言われていたので、それほど迷いはなかったです」
思い立ったら行動は早かった。「(学業と)両立できるタイプではないから」と9月には大学(金沢学院大)を退学。トレーナーの伝手で師匠の北川紋部(福井=78期)を紹介され、1年間の猛練習の末に養成所に合格した。
「練習はとにかくキツくて、これだけやってダメならもうあきらめようというぐらいの思いで試験は受けました。師匠には細かく指導していただいて感謝しています」
持ち前の運動神経とガッツで新たな世界の扉はこじ開けた。だが、多くの思いを共有できるチーム競技とは違う個人戦。周囲の覚悟もこれまでとは比較にならない。
在所成績は19人中18位。デビュー後もルーキーシリーズで挙げた1勝のみと、ここまでは苦戦が続いており「思うように走れずまだまだです。人の後ろに付くのでもやっと。自力を出す人はすごいなといつも感じています」。位置取り、追走など思惑通りにならず、レース後は悔しさをにじませるシーンが多い。
師匠の北川も思いは同じで「正直まだまだ。自転車に乗れていない感じだね。ウエートはしっかり上げられるから、力を自転車に伝えられるようになれば変わってくると思う。レースでも並走になるとすぐ引いてしまうし『もっと覚悟を持て』という話はしています」と語る。
現状は脚力も経験も足りていない。「まだ自分のやりたいことも分かっていない」とスタイルの確立もこれからだ。兆しや手応えを探りつつ、歯を食いしばってプロの世界に食らいついていく。
Q&A
――自転車の前はバスケ一筋
浜田 最初はサッカーがやりたかったんです。中学では野球部に入ろうと思ったんだけど、両方とも男子ばかりなので(苦笑)バスケを続けることになりました。
――活発なタイプ
浜田 どちらかといえばアウトドア派。休日も買い物など外に出かけることが多いです。
――リラックス法は
浜田 サウナが好きなんですよ。オフと決めた日はスーパー銭湯で何時間も過ごしたりします。宿舎の風呂でもサウナがあれば入っています。
――宿舎での過ごし方
浜田 ナンプレにハマっています。新聞で見つけると没頭してしまいますね。
☆はまだ・めばえ 2002年12月17日生まれ、福井県出身。金沢学院大中退。164センチ、66キロ。師匠は北川紋部(78期)。