ヘンリー王子とメーガン妃は、カナダで８日に開幕したインヴィクタス・ゲームズで、ゴルフカートに乗り障害を持つ退役軍人に手を振っている様子が撮影され、王室ファンからＳＮＳ上で猛批判を浴びている。英紙エクスプレスが１１日、報じた。
メーガン妃は、大会の一連の舞台裏の写真と動画を、新たに開設したインスタグラムアカウントに投稿してきた。その中に問題となったゴルフカートで「行進」する動画も含まれていた。
映像には、ヘンリー王子が、障害を持つ退役軍人を含む歓声を上げる群衆の中を車で移動しながら、笑顔で手を振っている様子が映っている。
メーガン妃は自身のインスタグラムの投稿へのコメントを無効にしていたが、この動画はさまざまなソーシャルメディアのプラットフォームで再共有され、王室ファンから猛反発を受けている。
あるユーザーはＸ（旧ツイッター）に「健常者のメーガン妃とヘンリー王子がゴルフカートに乗って、障害を持つ退役軍人たちを追い抜いていった。退役軍人の中には車いすの人もいた」とコメントし、他にも「夫妻はグループの間を歩き回り、会い、あいさつし、握手するべきだった。そのすべてにカメラが追従していた。信じられない」、「彼らはいつものように楽な道を選ばず、歩むべきだ。これはひどい」など批判的なコメントばかりが集中した。
確かにデリカシーに欠けると批判されても仕方のない行為だが、ヘンリー王子は１０日に群衆の前での演説の中で、冬季スポーツ競技への熱意を表明し、競技者を称賛した。一方、メーガン妃は１６日の閉幕式を待たずに５日間のみの滞在で、明後日には米国に帰国するという。