米カリフォルニア・アーバンで春季キャンプ中の韓国KBO・KIAのキム・ドヨン内野手(金倒永=21)が注目を集めている。
昨年のブレークで一気にスターに躍り出たことで見物客も増え、MLB関係者も視察やあいさつに訪れている。11日(日本時間12日)にはカブス、メッツなど3~4人のスカウトがイ・ボムホ監督と言葉を交わした。スカウトらは投手練習には見向きもせず、キム・ドヨンに視線を送っていたという。
さらにドジャース・大谷翔平、キム・ヘソンが所属することで知られる大手エージェント「CAA」のネズ・バレロ代表が4日に訪問したことも分かり、KIA幹部は「キム・ドヨンを見に来たというので驚いた。昨年のウインターミーティングの時に会えなかったが、直接来てくれた」と感謝した。
昨年141試合で打率3割4分7厘、38本塁打、40盗塁の大活躍でチームを韓国シリーズ制覇に導き、11月には「プレミア12」の国際舞台でも3本塁打を放ってMLBスカウトの視線をひきつけた。まだプロ4年目だが、将来的なMLB挑戦を視野に入れており、すでに関係者は動き始めている。韓国メディア「SPORKI」は「ネズ・バレロ代表が直接キム・ドヨンを訪ねてきたという点は、今後のMLB進出をともにしたいという意思を表明したものと解釈できる」と報じている。