ドジャースのムーキー・ベッツ内野手（３２）が１１日（日本時間）にキャンプ地のアリゾナ・グレンデールに姿を見せ、今季の思いを口にしてチームの手綱を締めた。昨季はワールドシリーズを制覇して頂点に上り詰め、オフも大補強を敢行。連覇への下地が整ったが、ベッツは「再び優勝することばかり考えていてはダメだ。まだ第１戦も終わっていない。春季トレーニングをしっかりこなして第１戦が来たら第１戦だが、ワールドシリーズのことばかり考えていてはダメだ。昨年勝てたのはワールドシリーズについて毎日話していたわけではない。目の前の課題について話していたからだ」と米メディアに語った。
オフの大補強でメディアは圧倒的な「大本命」とはやし立てるが、先を見ずに目の前の試合集中すること。ベッツは「もちろん最終目標はあるけど、そこに到達するためには踏み台を踏んでいかないといけない」と続け、同じく早めに現地入りして自主練していたマンシーも「このスポーツはどんな選手がそろっているかは関係ない。プレーオフに進めば何が起きてもおかしくないことを証明してきた。（評判は）まったく気にしていない。私たちは今できることに集中する」と気を引き締めた。