中日・井上監督が１２日、読谷の二軍キャンプを視察。ブルペンで投球練習を行ったドラフト１位・金丸夢斗投手（２２）について「順調に来ていると感じましたし、北谷（一軍）のブルペンでいろいろ選手の投球を見ているけれど、遜色がないというかそれ以上だなという評価を下すくらいに順調だなという形で見ました」と絶賛した。
「端的に言うと、ボールの勢いが違うというか。初速と終速の差が少ないというかな。それぐらい伸びがあるように見える。そういうようなボールを投げますね」と指揮官は金丸の球質をべた褒め。今後の調整プランについては「３月のいついつくらいにバッターに投げさせてということを青写真だけれど、考えてはくれているみたいです」と落合二軍監督の方針に任せるつもりでいるが、その一方で「１日か２日くらい北谷の方で、一軍の練習参加があってもいいのかなと思っている」と一軍キャンプに体験参加させる可能性を示唆した。
「隣で涌井さんが投げているとか、高橋宏斗が投げているのを見たとき刺激というものを与えることができる。たった半日の練習参加がすごく刺激になる可能性もある」。未来のエース候補について語る井上監督の表情はうれしそうだった。