F1レッドブルで契約途中に解雇されたセルジオ・ペレスが、2026年から参戦予定のキャデラックと電撃交渉した。
ペレスは昨季深刻な不振に陥り、来季以降も契約が残っていながらシーズン終了後に電撃解雇された。後任には角田裕毅も浮上したが、最終的にクリスチャン・ーホーナー代表の〝お気に入り〟であるリアム・ローソンの昇格で決着した。
今季開幕時点ではF1のシートがないペレスだが、来季に向けて早々に大舞台への復帰を画策している。
英メディア「スポーツバイブル」は「セルジオ・ペレス、F1チームとグリッドへの衝撃的なフルタイム復帰について『交渉中』。現在、彼はサプライズ復帰に向けて交渉中だ」と正式に交渉を行ったと強調した。
その相手は新チームのキャデラックだ。
「ペレスのチームとキャデラックの間で接触があったとされており、35歳のペレスが予想外にF1に復帰する可能性も否定できない」と同メディアは指摘。そして「キャデラックは、F1プロジェクトを開始するにあたり、経験豊富なドライバーを優先して獲得したいと考えている。これは、2016年にハースがロマン・グロージャンと契約したのと同様だ」とペレスの経験を買って白羽の矢が立ったようだ。
キャデラックは角田にも関心を寄せているとうわさされているが、1枠は商業面も意識して本拠地である米国のドライバーを採用する方針。もう1枠がペレスで決まると入る余地はなくなるため、角田の去就にも大きく影響してくる。ペレスとキャデラックの交渉の行方が注目される。