京王閣競輪ナイターFⅡ「東京スポーツ杯」は12日、最終日を開催。9Rのガールズ決勝戦は人気の太田りゆ(30=埼玉)が快勝し、今年2度目の優勝を飾った。
初戦こそ2着と不覚を取ったものの、2日目以降はきっちり修正。強豪揃いの決勝も山原さくら、石井貴子(千葉)といったライバルを問題にしなかった。
「前のさくらさんは怖いし、後ろの貴子さんも気になったけど、タイミングを見計らっていいところで踏めました。もう少し早く仕掛けたいところがあったんだけど、後ろが貴子さんなのが分かったのでツーテンポぐらい遅らせました。しっかり勝ててよかったです」。
競技を卒業して競輪に専念する今年はGⅠでの活躍はもちろん「一つ一つの積み重ね」をテーマに掲げる。
「先輩から賞金争いのことも聞いたりして、一走一走が大事なんだと感じます。もちろんGⅠを勝てるのが一番だけど、そこ(賞金)も意識しながらやっていこうと思います」
ここ2場所の決勝で取りこぼした嫌な流れは今回の優勝で断ち切った。手綱を緩めることなく、目の前の一走に全力でぶつかっていく。