冬季アジア大会(ハルビン)のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)が12日に行われ、世界女王の坂本花織(シスメックス)が75・03点と圧巻の演技を披露して首位スタートとなった。
真っ赤なインパクトある衣装で氷上に立った坂本は、スケーティングも自慢の演技力で観客を魅了。冒頭のダブルアクセルから、3回転ルッツ、3回転フリップ―3回転トーループと次々に成功させ、現地はもちろん世界中のファンに女王健在をアピールした。日本勢では、吉田陽菜(木下アカデミー)も68・76点で3位に入り、ダブル表彰台へ視界良好だ。
日本のファンにとってはたまらないSPの舞台となったが、テレビ放送がないことで悲鳴が続出。ネット上では「アジア大会、テレビ放送しないのね」「夏季アジア大会は放送しまくってたのに冬季アジア大会は完全スルーのTBS」などとため息が漏れている。
冬季アジア大会の大舞台は日本勢の快進撃にもかかわらず、ファンの目に触れる機会がなかなかなさそうだ。