俳優の吉沢亮(31)が、3日放送の生活情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)にVTR出演。主演映画「国宝」の李相日監督(51)に、オーディションで落とされた過去を明かした。
李監督は日本を代表する映画監督の1人。「フラガール」(2006年)、「悪人」(10年)、「怒り」(16年)と、代表作は数多くの映画賞を受賞している。
「国宝」への出演が決まった時の心境を、吉沢はこう明かした。「監督の過去の今までの作品を、好きで見させていただいてたし、それこそオーディションとかも受けさせていただいたりもして、〝監督の作品にいつか出たいな〟っていう思いはものすごくあったので…。それで今回主演でオファーいただいたのは、すごいうれしかったですね」
その過去のオーディションは散々だったという。
「監督がもう、1ミリも僕に興味がなさそうだったので。1回も目が合わなかったんで。オーディション受けてて、監督がこう下の何か資料とか読んだり、外の方を見たりしながら…。〝あ~興味なさそ~〟って。あれは結構食らいましたね」
憧れの李監督のオーディションということで、吉沢は〝絶対かましてやる〟という思いで臨んだが、「もうずっと〝あ、これ落ちたな〟って思いながらやってましたね。絶望しかなかったですね、その時は」とのこと。
〝これはもう監督と一生仕事することないんだろうな〟と思っていただけに、「国宝」のオファーには「〝まさか俺か〟っていう驚きと喜び」でひとしおだったそう。
今年の流行語大賞のトップ10に入るなど「国宝」は社会現象化したが、吉沢は「今後どうしようかなぁって感じ」だという。「この作品の後、もちろん今のこの『国宝』のムーブメントはありがたいなと思いつつ、〝今後どういう作品をやればいいんだろう〟っていうのは思いますね、なんか」
吉沢は「まぁしばらくはやっぱり『国宝の吉沢亮』みたいなふうに思っていただけるとは思うんですけど…」と胸を張り、「やっぱそのイメージを超えていくために何が必要なのかなっていうのは、考えていかなきゃいけないんだろうなっていう気がしますね」と語っていた。