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「止まれ」かと思ったら…ナニコレ!? 「日本唯一」激レア道路標識、なぜできた?

乗りものニュース 2024年6月1日 16時42分

駐屯地の近辺を通る道路に、ネット上では「日本唯一」とも称されるほど極めて珍しい道路標識が存在。一見すると一時停止の標識ですが、イラストが描かれています。どのような意味があるのでしょうか。

一時停止標識? いや、飛行機…

 宮城県仙台市の霞目(かすみのめ)駐屯地の近辺を通る道路に、ネット上で「日本唯一」とも称されるほど極めて珍しい道路標識が存在します。見た目は赤い逆三角の「一時停止」標識ですが、描かれているのは「止まれ」の文字ではなくイラストです。どのような意味があるのでしょうか。

 結論からいうと、この意味は「駐停車禁止」の注意喚起です。法令にはない標識ですが、あえて一般的な丸い「駐停車禁止」の標識を用いないのは、ここならではの事情が存在します。

 実はこの標識が設置されている道路は、航空機も発着する霞目駐屯地・飛行場の滑走路に極めて近接しています。まるでトンボのようにも見えるこのイラストは、実は航空機です。「航空機進入路につき、駐停車禁止」と書かれた補助標識がついています。

 つまり“ここにクルマを停めておくと、航空機、当該車両に危険を及ぶ可能性がある”という注意喚起と考えられます。

 霞目駐屯地・飛行場の滑走路は北西から南東方向に設置されており、この標識は南東側の滑走路に沿う道路に少なくとも2か所、設置されています。また標識の近く、滑走路の延長線上にあたる場所の金網には「航空機進入路につき危険」の看板も掲げられていました。

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