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狭小クネクネを克服!“分断県道”にトンネル開通へ 岩手県の2市町むすぶ重要ルート

乗りものニュース 2024年7月15日 16時42分

道路名称は「花巻大曲線」ですが…。

狭隘かつカーブの続く現道を克服

 岩手県は2024年7月5日(金)、花巻南温泉郷(花巻市)の奥、西和賀町内で整備を進める川舟トンネルについて、8月4日(日)に開通すると発表しました。トンネルは主要地方道「花巻大曲線」上にありますが、岩手県と大曲のある秋田県とはつながっておらず、分断県道となっています。

 トンネル(約1km)を含むこのたびの開通区間は約1.5kmです。新ルートは、狭隘かつカーブの続く川沿いの現道を克服するもので、2020年から工事が行われてきました。県南広域振興局土木部花巻土木センターは花巻大曲線を「花巻市と西和賀町間の物流や産業振興をはじめ、防災や地域間交流を支える重要な路線」と位置付けています。

 しかし幅員狭小かつ急勾配、急カーブも連続し、2市町間における生活圏相互の交流の支障となっていたことから、花巻市側では1986(昭和61)年度から、西和賀町側では1995(平成7)年度から、道路改良事業が進められてきました。

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